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05.15
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「閑寂の禅」を利用して、妙心寺の蟠桃院さんに行ってきました。
前田玄以が建て、後に伊達政宗の帰依を受けて、伊達家の寺として護持された寺です。
ちなみに開基の一宙東黙は稲葉一鉄の子で、利休七哲のひとり牧村利貞の弟です。
他にもここで塙団右衛門が修行していたりもします。今も前田玄以のお墓があるそうです。
上の写真は蟠桃院の大玄関。聚楽第のものを移築したと伝わります。
塗りは剥げていますが、作りはなかなか。扉の金具などは移築や修繕の際に付け加えたものだそうです。
欄間の彫刻は左甚五郎の作だそうです。

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こちらは本堂の前庭。都林泉名勝図会で奇石名岩多しと謳われた蟠桃院ですが、廃仏毀釈でいろいろ手放してしまったそうです。

蟠桃院さんには前田玄以夫妻や政宗夫妻の肖像画があるので、あわよくば見られるかなと思って行ったのですが、残念ながら前田玄以夫妻と、政宗夫妻がふたりで描かれているものはレプリカでした。
でも政宗単独の肖像画は本物を見せてもらえたので良し。非常に状態の良いもので、眼福でした。
唯一失敗したと思ったのは、雲居禅師の肖像画が誰によって描かれたものなのかを聞きそびれたこと。
もし応挙のものだったらすごいラッキーだと思います。こちらもとても良い状態のものでしたが。

あとお茶室と、退蔵院さんで隠し茶室を見せてもらいました。こちらもずっと見たいところでした。
入り口が隠し扉になっていて、すごい意外性のあるお茶室でした。あれは楽しい。
お土産もたくさんもらったし、案内のお坊さんも美形の人が当たったし、今回はすごくラッキーでした。
今年で「閑寂の禅」は最後だそうですが、また形を変えて何かやってくれることを期待しています。

しかしこれで46塔頭のうち18ヶ所を見せてもらったのか…。
30年以上妙心寺の中に住んでいる人でも、全部の塔頭には入ったことないそうです。先は長いなー。
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